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田舎×サラリーマン×副業

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新卒で勤めたホワイト企業が辛かった話

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舎で13年間サラリーマン生活をしている38歳の刹那(せつな)です。都会で働いたあと生まれ育った地元にUターンで帰ってきて、結婚し、子供を産み、家を建てて生活してきました。今回は個人的目線で都会での仕事していた頃の事を書いてみたいと思います。

都会での暮らし


22歳で大学卒業し就職難と言われつつも所属していた、研究室の教授の紹介で無事内定をもらい新卒で勤めた会社は、某大手の鉄鋼関係の会社(業界ではそこそこ有名)です。そこで生産管理職として働きました。


お金の面では、どうだったかというと、会社の独身寮に入り、朝・晩の食事は1食250円、昼食は会社で弁当が支給され、350円だったかな。寮費、光熱費と、食事代を給料から天引きされ、残った手取り額は12万円程でした。年収は当時気にした事もありませんでした。


今改めて考えてみると、相当恵まれている環境でしたね。その12万円から携帯代や交通費など必要経費を自由に使える金額となりますので、何も贅沢などしなければ月8万程度は貯金できる環境でありました。
ただ、私も大学卒業したばかりでお金の知識などありませんでしたから自由に使えるお金と考えて、月末にはほぼ使い切ってしまう生活を送っていました。


会社自体の勤務は、就業が8:00~17:00、午前と午後に15分ずつ休憩があります。お昼休憩は1時間。それ以外の仕事時間は工程表を組んだり、入社して日が浅いので現場仕事を手伝ったりしていました。私は総合職という扱いで、職務手当という手当がつく代わりに、残業手当が出ないという管理職のような立ち位置でしたが、現場の人は、残業すればきっちり残業代は出ていました。


仕事の内容はとてもキツイものでした、工場内での勤務になるのですが夏は蒸し風呂のように暑く、冬はまるで冷蔵庫の中のように寒い工場です。また、職人気質な先輩にも怒られることも多かったです。しかし正社員として働いた経験が無い私は、仕事は辛いものなんだ。これが当たり前なんだ。と無理やり納得して歯を食いしばって働きました。


土日祝日がきっちりお休みの会社でしたから、金曜の夕方はウキウキな気分です。金曜の夜仕事が終わったら、車を飛ばし、片道2時間位の実家に帰り、週末を実家で過ごし、日曜の夜に会社の寮に戻るという生活を1年間送ります。サザエさんを見た後の日曜夜のドライブは今でも思い出すと胸が締め付けられそうになります。寂しさから大声で泣きながら運転した日もありました。また、明日から一週間が始まるんだ・・・。と。

結局入社して1年半後、自己都合で退職してしまったわけです。

新卒の時みなさんはどうでしたか?


働いているみなさんであれば、最初に勤めた会社はどうでしたでしょうか?色々社会の仕組みを知った今から思うと、私の最初に勤めた会社は組織自体はとてもしっかりしたものだったと思います。今でも勤めていれば、そこそこ出世でもしていたかも知れませんね。だけど、学生を卒業し、いざ働き出すと、働くってこんなに大変なのか!?と驚かれた方も多いと思います。


特に、昔からの歴史ある会社は以前の風潮が残っており、いきなりの社員教育で厳しさを叩き込まれた方もいるのではないでしょうか。
当時を振り返ってみると、今の自分がどれだけ成長できているかという事がわかります。しかし、一つだけ昔の自分にアドバイスできるとしたら、お金や目標についてもっと勉強しろと言いたいです。

もっとお金貯めときゃ良かった


寮に入り、食費も安く上がり節約すれば月5万円は余裕で貯金できる状況でした。今と同じようにお金の仕組みを当時知っていたら、あまりやらないゲームにお金を使ったりレジャーで毎週数万円使ったりとかせずに将来の為と信じコツコツと月5万円ずつ貯金をしていたと思います。それで一年間で60万は貯められたでしょう。


そして、私は後に株式投資を始めることになるのですが、そのタイミングで投資にも回せたでしょう。
60万円を年利5~10%ででも運用できていれば複利で増やせていたと思います。株式投資を始めた当時は、余裕資金も無く大変厳しい状態でしたので今思うともったいない事をしました。


もっとお金について、真剣に向き合い勉強し、将来の志を立てられていれば今の状況もより良かったのでは無いかと思います。学生を卒業してもやりたいものが見えてなかった事も反省点です。お金を貯めるにも、やっぱりゴール・目標が必須です。


○○になると強く信じた時に、今の自分とのギャップを感じ、なりたい自分により近づいていきます。今は夢とか、なりたいものなんて無いよという方も、最初はぼんやりでもいいので目標をセットすることを習慣としてみてはいかがでしょうか。すぐには変化が感じられないかもしれませんが、数年後振り返った時に成長している自分を感じられるようになると思います。


今回のポイント
・自分がなりたい自分を思い描く
・お金の勉強をしっかりとする
・目標に向かい進んでいる自分を尊く思う